2007年9月15日土曜日

2.2音の物理的側面 振動数と波長と音の関係と特徴

一般的に人間の耳に聴こえる音の周波数は20-20,000HZといわれる。ただし、16000以上は聞こえない人が多い。また、低いほうは5HZでも聴こえる(ただしかなりの音圧が必要)男性がもっとも低い声を出したときの音は80-100hz程度の振動数である。音響効果を上げるときは100HZと10000hzの帯域をあげると迫力が出るそうである。

音の速度v=340m/s(常温)、波長λ(m)=(M/S)/f(Hz)、振動数=f(Hz)であるから、可聴音の波長は17m~1.7cmとなる。

音の波長λ、物体の大きさaとする。λ/2は半波長と呼ばれる。波長と物体の大きさとの間には以下の関係が知られている。
λ/2<>a:   物体の周りを回って回折する現象も起こり、複雑に伝播(波動音響)
λ/2≒a:    波動音響と幾何音響の境界

幾何音響は、比較的予測が容易だ。直進性、入射角、反射角など光とよく似た挙動をする。波動音響は、人間社会に存在する物体の大きさと半波長が似ていることが多いので、複雑な挙動をすることが多い。人間社会に存在する物体(例:人の高さ1.6mに対してそのまわりの家具・備品)を考慮すると、200-300hzを境に、波動音響に変わる傾向がある。

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